貼り紋って何?
「貼り紋」とは着物や羽織の上から、シール状の家紋をペタッと貼り付ける家紋のことを指します。
喪服や黒留袖、色留袖、訪問着、色無地、付下、お召、羽織など男女の着物、祝着、子ども着物、裃など様々な着物・羽織に簡単に家紋を付けることができます。
購入した着物に描き紋入れるには約8,000円(黒留袖5つ紋)、既に家紋の入った着物の家紋を替える場合は、約33,000(税別)の費用(弊社店舗での価格)がかかりますが、貼り紋であれば低価格で、しかも簡単に家紋を付けたり、家紋を変えることができます。
またレンタルなどの借り物に、我が家の家紋を入れたい!というケースでは、貼り紋なら気軽で簡単に家紋を貼り付けることができます。着用後は貼り紋を剥がして着物を返すだけで簡単便利。
当店は呉服の専門店として創業40年以上の経験があります。そして当サイトでは「貼り紋専門オンラインショップ」として長年に渡り営業しており、全国の着物レンタルショップや、結婚式場、写真館、呉服店、神事・祭り行事や七五三、結婚式、成人式、茶道、民謡、日本民謡、弓道、武道(すべて敬称略)などの場面で多くの企業様や一般のご愛用者様にご利用頂いております。そのほかに撮影などで大手芸能プロダクション様や大手テーマパーク様からのご注文・ご依頼の実績がございます。貼り紋のことなら任せて安心の「貼り紋専門オンラインショップ」です。
◎着物の家紋は一般的に男性は「丸あり」、女性用は「丸なし」を多く用いりますが、貼り紋の場合、貼り紋であることが気付かれにくい「丸あり」を女性用にもお薦めいたします。
当店の貼り紋は、特殊な専用生地を使用していますので、貼り紋であることが目立ちにくく、かつ強力な粘着力で剥がれにくいので安心してご使用いただけます。
当店の貼り紋は素材別で「絹」「ポリエステル」「綿」「ゴールド・シルバー箔」の4種類、そして「貼る」「剥がす」を複数回繰り返すことのできる強力シール状の「定番の貼り紋」と、しっかりとアイロンの熱で定着させる「アイロン貼り紋」の2種類。貼り紋の素材の種類、取り扱う家紋の種類も業界NO.1の貼り紋専門オンラインショップです。ご利用される着物生地、用途、ご予算に合わせてお選び頂けます。
▶取扱う家紋は約20,000種類のものから、特殊な家紋やオーダーメイドまで幅広く扱っております
<一部の形状の家紋や代紋、緻密なデザインはお受けできない場合がございます>
▶黒地の着物や羽織以外に、色の着物(訪問着や色留袖、色無地、小紋、男性用色無地、子どもの着物など)に貼る貼り紋については「色紋選びのポイントとご注文方法」をご参照ください。
そのほか、貼り紋に関するご質問・ご相談はお問合せ よりお気軽にどうぞ。
※お客様にてご注文時に家紋の見本として添付頂いた家紋の画像は参考にさせていただきますが、全く同じ形状での製作はできかねる場合がございます。弊社では古来からの伝統技法に沿った家紋の描き方を継承しております。添付頂いた家紋の画像をコピーすることはせず、古来からの伝統技法にできるだけ則した描き方に変更させていただきます。ご了承ください。また、どうしても古来の描き方に捉われず画像の通りに製作を希望される場合は、「あなただけのオリジナル貼り紋作っちゃいます」の商品をご注文ください。
素材・種類別の特徴
【絹】 絹は水を含むと縮む習性がありますので、貼り付けたままでのお洗濯はできません。絹独特の優しい風合いでポリエステル素材に比べ生地が柔らか。生地は上質な高級羽二重生地を使用。
【ポリエステル】 貼り付け後の着物をお洗濯する場合は、貼り紋を一度剥がしてください。風合いは絹にも負けません、絹に比べ少し光沢感があります。生地は羽二重生地を使用。
【綿】 絹やポリエステル素材に比べ生地が薄いので、羽二重の着物向きです。非光沢感の生地でマットな質感が本物に近い表情の貼り紋です。
【アイロン定着 綿】 定着すると簡単には剥がれません。後に剥がすと接着材が残ることがります。接着が弱くなったら再度アイロン掛けで再定着してください。貼り付けていることが目立ちにくいように薄い生地を使用しています。また、貼り紋を付けたままでお洗濯することができます(長時間水に浸たすことは避けてください)。踊りの着物や裃、よさこい、舞台衣装など、紋を替える必要が無く、着用回数の多い着物に定着させたい場合に適しています。
【ゴールド・シルバー箔】 キラキラと反射する箔で高級感あるゴールド・シルバー箔の貼り紋を取扱うのは当店だけのオリジナル商品。素材はアルミ箔を使用していますがギラギラした安っぽい感じの光沢感はなく、少しトーンを上品に抑えた箔を使用していますので、着物や羽織にも馴染む箔の貼り紋です。
家紋について
当店では、家紋のデザインや描き方にもこだわっております。家紋は家系の目印であり、その家の表札のようなものです。
その大切な家紋のデザインにも非常にこだわりを持ち、自身を持ってお届けをいたします。
家紋は平安時代より貴族の間で流行しはじめ、江戸時代には多くの人々の間で使用されるようになりました。そして多くの家紋には、それぞれに意味が込められているものもあります。
また、家紋の描き方にも江戸時代には、コンパスのようなものや分度器のようなものを使用して家紋を描いた記録があります。
それらの描き方をできる限り忠実に再現できるよう、当店では総合的に判断をした家紋の提供を行っております。
国立国会図書館デジタルコレクションより「紋切形二編」